ワイパーとウオッシャーは実際に使ってみてユーザー点検するのが第一。ワイパーは拭き残しや拭きムラがないかをチェックする。ウインドウが乾燥した状態で使用すると、ブレードゴムもウインドウも傷むので、ウオッシャーを併用すべきだ。これによりボディが濡れて汚れてしまうので洗車前に点検を行うのがベスト。同時にウオッシャー液がウインドウの正しい位置に当たっているかをチェックする。正規の位置はプロ用の整備書には定められているが、わざわざそれを確認する必要はない。ワイパーの往復によって拭き取り範囲全面に液が広がれば大丈夫だ。さらにワイパーはゴムに損傷がないかもチェックしておくといい。ユーザー点検後にはブレードゴムをきれいに拭いておこう。ウオッシャー液の量はエンジンルームでチェックする。目盛りのないウオッシャータンクやレベルゲージで量を測定するタンクもあるが、多くの場合はタンクが半透明なので量の確認は簡単だ。不足していたら補充しておけばいい。なお、ウオッシャーの噴射異常はノズルの詰まりや方向がかわったことで発生する。洗車の際にノズルに触っただけでも方向が狂うことがあるし、ワックスでノズルが詰まることもある。カー用品店ではノズルの方向調整や詰まりを取り除く専用グッズが販売されているが、荷札に付いているような細い針金を挿入すれば詰まりが取れる。方向調整は中央の穴の部分に触れないように注意してドライバーなどでノズルを押せばOKだ。もし頻繁に方向が狂うようならプロに相談しよう。