バッテリーの点検
バッテリーの寿命は2~3年です。メンテナンスをすれば寿命が延びていきます
バッテリーの機能、機構の点検
バッテリー点検方法
バッテリーの点検でもっとも重要なのは液量の確認です。
点検で量を確認するだけでなく、たとえ適正値の範囲内であっても減っていたら補充するぐらいのつもりで作業するといいでしょう。こまめにバッテリー液の補充を続けると、バッテリーの寿命がどんどん伸びます。液量の点検はバッテリーの側面にある上限と下限の2本の日盛りの間に液面があればOK。液量は1カ所だけで見てはダメです。バッテリー内は6つの槽に分かれているので、必ずすべての槽の液量を確認すること。最近ではさまざまなパーツで込み入ったエンジンルームも多く、バッテリー側面がよく見えないこともある。こうした場合はキャップを開けて液面を確認すればいい。どうせ点検ごとに補充を行うつもりなら、初めからキャップを開けても同じことだ。注入口から見ると筒状の構造が液に向かって伸びている。この筒の先端が上限の目盛りの位置だ。少しずつ液を補充していき筒の先端に液が触れると表面張力によって液の見え方がかわるのでわかるはずだ。液の補充は上限の目盛りのわずかに下を目安にするのがベスト。上限を超えると、走行中にバッテリー液がエンジンーム内に吹き出すことがあるし、液を抜くとバッテリー液が薄まってしまう。最近では液量と充電状態が確認できるインジケーターを備えたバッテリーも増えている。非常に便利だが、これは1カ所の槽だけで確認している。たまに目盛りなどで液量を確認すべきだ。液の補充だけでも立派なメンテナンスだが、半年に1回ぐらいは端子なども整備するといい。必要なのは10mmのスパナと紙ヤスリ。決して難しい作業ではない。
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